【NHKあさイチ】年初め!“二重あご”撃退大作戦(1月7日)

お正月は美味しいおせちを食べながら、ダラダラ過ごしてしまったあなた!
お腹まわりも心配だけど、着こんでも隠せない「二重あご」も心配では、ありませんか?
今回、番組でアンケートをとると、なんと95%以上の人が、年齢とともに「たるむ」フェースラインと「二重あご」に悩んでいるという結果が出ました。
そこで今回は、二重あごを撃退するさまざまな方法を伝授します。
整形外科医が教える、骨格がゆがみ、首がたるむことで生まれる「二重あご」を解消できるストレッチに、MRIやCTなど画像診断のスペシャリストが教える、「二重あご」や「ほうれい線」に効果が期待できる「顔の筋トレ」。
そして意外とショックな「写真を撮るとなぜか二重あご!」という悩みも、女性カメラマンに解決してもらいます。
せっかくの新たな年のスタート、「フェースラインをス~ッキリ!」させて、始めましょう!
スマホが原因?新型二重あご
なぜスマホが原因で二重あごになるのか
皮膚科医の髙瀬聡子さんによると、最近二重アゴに悩む女性が増えているとか。
20ー40歳の若い女性の二重あごが目立つようになり、これを「新型二重あご」と呼んでいるそうです。
その理由はスマホ。
長い間、画面を見ている姿勢がストレートネックを引き起こし、それが原因となっているのです。
普通、首の骨は緩やかなカーブを描いているのですが、長い間スマホ画面を見ることによって、そのカーブがまっすぐになり、その分たるみが首に生まれてしまいます。
スマホ以外にも、掃除や食器洗いなど、前かがみの家事もストレートネックの原因となります。
このストレートネックを治すには、どうしたらいいのでしょうか。
ストレートネックを治すには
日頃からスマホや、パソコンなどを長時間使っている女性二人のレントゲンをとったところ、二人ともストレートネックでした。
一人の女性は、骨が伸びた状態で固まり、ほとんど動いていません。
この状態になると首がたるみ、二重あごにつながるそうです。
でも安心してください。
北里大学整形外科医の高平尚伸さんによると、簡単なストレッチで改善できるのです!
上記の二人の女性も、これを毎日10分、2週間おこなって、ストレートネックと二重あごが実際に改善されていましたよ。
ストレートネック改善ストレッチ
やり方は以下の通り。
- 壁を背に1m離れて立ちます。
- 首の根元がよく動くように手を後ろに組んでひっぱり、ぐーっと胸を開きます。
- 首を縮めるように、あごを思い切り引いて、二重あごを作ります。
- 肩は動かさずに、思い切り首を後ろに曲げ、そのまま天井を見ましょう。
首の骨は7個あるので、下から一つずつ曲げるつもりで、7つ数えながら行います。 - 固まった首をほぐす意識をしながら、できれば顔と天井が並行になるまで曲げ、そのまま3秒キープ。
後ろの壁が視野に入ってくるまで曲げられれば理想的。 - ゆっくり首を元に戻します。
- 痛みや痺れの出ない範囲で、これを3回繰り返しましょう。
ヘルニアのある方は、医師に相談しましょう。
ストレートネックがひどいと、最初の天井を向く動作では、首の上の骨しか動かない場合もあります。
しかし最初に二重あごを作ることによって、首の下の骨を動かすことができます。
より効果を高めるタオルストレッチ
ストレッチがやりづらいと感じる方には、タオルを使ったストレッチを紹介します。
- タオルの両端を手に持って、首の後ろにかけます。
- タオルを前に引いて、頭を後ろに倒しましょう。
- タオルが支点になって、大きく伸ばすことができます。
二重あごを改善する筋トレ
国際医療福祉大学三田病院 准教授の奥田逸子さんが、二重あごを撃退する「顔の筋トレ」を教えてくださいます。
二重あごを生み出す原因の筋肉は「広頚筋(こうけいきん)」という、大きな筋肉。
あごの下から鎖骨にかけて、首を囲むように広がっている筋肉で、これが年齢とともに衰えることが二重あごの原因になってきます。
広頚筋筋トレで二重あご解消
奥田先生は10年もこの筋トレを続けているそうで、50代半ばとは思えないくらい、首のラインがきれい!
やり方は以下の通り。
- 上を向いて、口をとがらせます。
- 5秒ほどかけて、「ウー」と言いながら、息を吐きます。
ウーとやった時、できるだけ下唇を突き出すようにするのがポイント!
あご下の広頚筋を鍛えます。 - 顔を正面に戻したら、今度は5秒ほどかけて、「イー」と言いながら、息を吐きます。
首の横の広頚筋を鍛えます。 - それぞれ3回ずつ。約1分で、週2回ほどおこないましょう。
ほうれい線を解消する呪文!?
二重アゴ解消には、広頚筋だけでなく、顔の頬骨にある「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」を鍛えるとさらに効果がアップ。
この筋肉を鍛えることによって、ほうれい線を薄くする効果も生まれます!
これらを鍛えるための呪文が「We need 牛(ウィー ニード ギュー)」です。
ウー、イーの発音は広頚筋を鍛え、
ニー(口角を思い切りあげる)、ギュー(目と口をすぼませて発音)の発音は大頬骨筋を鍛える働きがあるのです。
それぞれ5秒ずつ発音しましょう。
3回で1セット、これを3セット週2回行うと効果的。
二重あごにならない写真の写り方
フォトグラファーの渕上真由さんが教えてくださいます。
二重あごにならないカメラの位置
顔より、レンズが上になるようにすること。
10度ほどあげるのが理想。
自撮りの場合も同じで、スマホ1個分くらいあげるとちょうどいいです。
その場合に、撮りやすいスマホの持ち方は、小指と人差し指の根元に引っ掛ける方法。
親指でシャッターが切れます。
二重あごに映らないための表情
ポイントはオーバーなくらいの笑顔!
そうすると口角が上がり、あごの下も引っ張り上げられて、引き締め効果が生まれます。
また二重アゴができるのを恐れてあごを出してしまうと、かえってあごが強調されてしまいます。
あごは正しく引けば、二重アゴにはなりません!
正しい引き方は、あごの位置を下ろす=おでこを前に出すを意識するようにしましょう。
二重あごを完全に消す裏技!
若い人の場合は、パプリカっぽく両手を頰に添えましょう。
大人の人の場合は、ふわふわピストルでエレガントに!
ふわふわの泡でできたピストルを持つようにした手を、あごに添えましょう。