【NHKあさイチ】麦茶をもっとおいしく!ゴボウ茶・ルイボスティーなどノンカフェインティーSP(7月17日)

2019年7月17日(水)NHKあさイチでは、ノンカフェインティーについての特集です。
夏の水分補給に欠かせないものといえば、麦茶!
家庭で作っている人も多いですよね。でも、意外と多いのがこんな声。
「水よりマシだからなんとなく飲んでいる」「麦茶においしさを求めたことがない」。
そう、おいしく飲むことを諦めている人が多いんです。
もったいない!実は、ちょっとしたポイントを押さえれば、いつものティーバッグでも、一味も二味も違う、おいしい麦茶が作れるんです。
麦茶のプロが教えてくれる、超簡単な極意とは!?
さらに、最近女性たちの間で人気を集めているノンカフェインティーもご紹介します。
ただカフェインが入っていないだけではなく、抗酸化作用があったり、腸を整えてくれたり、冷え性に良いなど、種類ごとに、体にうれしいいろいろな成分が入っているんです。
ただ、ちょっと残念なのが「味に飽きる」こと。
優しい味のため、飽きてしまうという声が多いんです。
そこで今回はルイボスティーとごぼう茶をピックアップし、飽きずに楽しめるアレンジ方法を料理研究家に教えてもらいます。
家の麦茶を美味しくする方法
麦茶のプロ、ティーテイスターである伊藤園・小野唯さんが教えてくださいます。
お湯出しの麦茶を作る場合、以下の2点をきっちり守るだけで、家庭で作る麦茶も、しっかり甘みと香りが引き出されました。
適量のお湯を使う
商品によって、美味しくいただける水の量が違います。
パッケージを確認して、その通りに使うことが大切。
濃い方がいいだろうとお湯を少なくしたり、自分が使っている容量いっぱいに適当に作ったりしてはいけません
ティーバッグは入れっぱなしにしない
ティーバッグは抜いた方が美味しくなります。
ずっとつけておくと、苦味や雑味が出てくるので注意。
どのぐらい浸しておけば良いかは、やはり商品のパッケージに書いてあります。
その時間通りにきちんと浸しましょう。
水出しでも美味しい麦茶の作り方
水出しで麦茶を作る場合は、以下を守ってください。
- 水出し用に定められた量の、3分の1だけをお湯にして容器に入れる。
- その中にティーバッグを10分間ひたす。
- その後、3分の2の水を入れる。
- 規定の時間までティーバッグを浸しておく。
120点の麦茶を目指す!
さらに美味しい麦茶を目指すなら「丸粒」の麦茶がおすすめ。
焙煎したそのままの麦茶です。
これを使うと、さらに麦茶が美味しくなります。
一般的なティーバッグは、この丸粒を細かくしたものになります。
水出しでも出るようにそのようにしていますが、その分香りや味わいが変わってしまうのだとか。
昔ながらの美味しい麦茶とは
昔ながらの美味しい麦茶があるのは、山梨県上野原市にある上州屋設楽彦吉商店です。
こちらは焙煎をすべて手作業で行っており、コーヒーかと思うほど色が濃いのが特徴。
色だけでなく香りも濃いのですが、スッキリ飲めてとても美味しいそう。
追い煎りで家庭でも楽しめる
家庭でもこれに近い麦茶を楽しむには「追い煎り」という方法がおすすめ。
市販の丸粒の麦茶を、中火のフライパンで軽く煎ります。
いっている間は、手を止めずに動かし続けること。
またうっすら煙が出たらすぐに火を止めるようにしてください。
人気のノンカフェインティー、ルイボスティー
ルイボスティーは、南アフリカの限られた地域だけで育つ植物。
ミネラル豊富で抗酸化作用もあり、アンチエイジングが期待されます。
しかしこの優しい味に飽きてしまう人も多いとか。
そんな時にはブレンドがおすすめ!
専門店の方がお勧めするのは、ドライフルーツ。
香りがつくだけで、違うルイボスティーが楽しめるそう。
さらに家がカフェになるようなおしゃれなルイボスティーも。
オレンジルイボスティーの作り方
- 器に氷を入れます。
- 器の3分の1から2分の1の量の、100%オレンジジュースを注ぎます。
- そのあとルイボスティーを注ぎます。
- すると2層に分かれたおしゃれなお茶のできあがり。
他にもリンゴやグレープフルーツ、野菜ミックスジュースにもよく合いますよ!
ノンカフェインティーはどんな種類がある?
ノンカフェインティーとは、カフェインが入っていないお茶のこと。
カフェインとは苦味の成分で、血流が良くなる・覚醒作用などがありますが、一方では眠れない・頭痛や吐き気などの副作用があります。
現在発売されているものでは、100種類以上の種類があります!
それぞれに体に嬉しい、色々な効果があります。
はと麦茶
ハトムギは、漢方でヨクイニンと呼ばれているお茶。
水分を調整してくれ、肌を整えるなどの効果があります。
漢方では他にも、シナモンティーやウコン茶なども成分として、よく使われます。
ローズヒップティー
ビタミンの爆弾と言われているほど、たくさんのビタミンやミネラルを含んでいます。
疲労回復や、肌を整えるなど、美容に非常にいいと言われています。
バタフライピー
東南アジア原産のマメ科の植物です。
アントシアニンを多く含んでおり、眼精疲労の対策や抗酸化作用があります。
鮮やかな青色のお茶です。
ゴボウ茶が人気
青森県にある、ゴボウ茶の工場を訪ねました。
食物繊維が豊富に含まれるゴボウのお茶は、便通をよくする効果があるそう。
特に水溶性の食物繊維はお茶に溶け出し、これが腸内の善玉菌の働きをよくして、腸内環境をよくしてくれます。
ただゴボウ茶は冷めると土臭くなって、匂いが苦手だという方もいらっしゃいます。
この問題を解決してくれるのが、ティー&フードコーディネーターの須永恵子さん。
飲みやすくするジンジャーごぼう茶のレシピを紹介してくださいました。
ジンジャーごぼう茶の作り方
用意するのはスライスした生姜と蜂蜜。
これらを氷を入れたグラスに入れて、上からごぼう茶を注いでできあがり。
土臭さが一切無くなるそうですよ。
さらに残ったティーバッグの出し殻を使った料理も!
出し殻きんぴらごぼう
- 人参を拍子切りくらいに細く切ります。
- フライパンで、オリーブオイルで人参を炒めます。
- そこにごぼう茶の出し殻を混ぜます。(乾かさなくてよし)
- 味付けは麺つゆ。
ごぼうが入っていないのに、ごぼうの風味がしっかりするそうです。
ごぼう茶の出し殻ふりかけ
用意するのは
- めんつゆ
- 梅肉
- 鰹節
- 白ごま
- チリメンジャコ
これらに出し殻を混ぜるだけで出来上がり!
くず野菜を煮込んでベジブロス
ごぼうの他にも、野菜を使ったお茶はたくさんあります。
コーン茶、ゴーヤ茶、玉ねぎの皮茶など。
野菜はたくさんの栄養が含まれていますので、普段捨ててしまう部分も煮込んで出汁として使えます。
それが「ベジブロス」。
玉ねぎの皮やニンジンの皮、トマトのヘタやかぼちゃの種など、野菜くずを集めます。
それを水とお酒で30分煮込み、こしたらできあがり。
これをスープや、パスタ、リゾットやカレー、お味噌汁などを作る時に、お水代わりに使えます。
ベジブロス自体に塩を加えて、スープとして飲むこともできますよ。