【NHKあさイチ】音を立てずにおならをする方法とは!?おならの悩み解消SP(7月3日)

2019年7月3日(水)のNHKあさイチでは、おならの特集をしました。
多くの女性が、“おならの悩み”を抱えています。
NHKのアンケートでは実に7割の方が、おならの悩みを感じていました。
出したくないのに出てしまう「おならもれ」や、おならが腸の中にたまることで感じる「おなかの張り」など・・・。
でも、なかにはほおっておくと、大変なことになる場合もあります。
そこで、こうした悩みの原因を徹底調査し、解決策をご紹介します。
さらに、人前で困る「音」や「臭い」。
「音を立てずにおならをする方法」など、すぐに使える技を、その道のスペシャリストに教わります。
人前でなかなか話せない“おならの悩み”、一挙解決します!
おならもれ
おならもれとは
事前のアンケートで一番多かった悩みが「おならもれ」。
症状のある人は、500万人以上もいると言われています。
自分で意識していないのに出てしまったり、止めることもできなかったりと、おならのコントロールができない症状。
若い人にも起こっているそうです。
大腸肛門科医師の髙野正太さんにお話を伺います。
多いのは、出産経験のある女性。
出産の際に肛門括約筋が損傷して、おなら漏れになる方が多いそう。
肛門括約筋とは、肛門を取り巻く筋肉のこと。
出産で傷つけたり、加齢で筋肉が落ちると、肛門を閉じる力が弱くなってしまうのだとか。
肛門括約筋が、便意やおならを感じた時にギュッとしまって、外へ出るのを防いでくれています。
この筋力が弱くなると、おならを止められなくなってしまうというわけ。
男女問わず、普段からいきんで便をする人は、肛門括約筋を傷つけている恐れがあるので、注意が必要です。
おならもれの治療
おならもれの治療には、専用の機械を使って力を入れることを練習する必要があります。
お尻に力を入れるというと、お尻の筋肉を動かしてしまいがち。
しかし、これでは肛門括約筋は鍛えられません。
そこでこの機械を使って、肛門括約筋が閉まる感覚を覚えていくのです。
この方法は「バイオフィードバック療法」と呼ばれ、おならもれの7割の方に効果があるといわれています。
肛門の筋トレ
機械を使わずに、自力で肛門括約筋を鍛える方法があります。
肛門の筋トレです。
まずは肛門括約筋を意識する方法から。
- 片手をパーの形に広げます。
- 中指を肛門にグッと入れ、ほかの指はお尻に包み込むようにあてます。
中指は肛門に力が入っているか確認し、ほかの指はお尻に力が入っていないか確認しましょう。
または
- 小さなタオルを用意して筒状に丸めます。
- それを肛門に挟みます。
- そのまま椅子に座ります。
そして肛門を意識した状態で、筋トレをスタートしましょう。
- 肛門から、頭まで糸で繋がっているイメージをします。
- その糸を頭の上から引っ張るイメージで腕を動かします。
この時肛門がグッとしまるのを感じてください。 - これを5回繰り返して一回休むのを繰り返します。
肛門以外は動かしません。お尻やお腹や、肩が動いてもNGです。
音がしないおならの方法
お笑い芸人、市川こいくちさんに教えていただきます。
おならを自由自在に操れる名人です。
小さい頃からお腹にガスが溜まりやすく、おならに悩んだ経験から生まれた技だそう。
おならで音が出るのは、肛門が震えるためです。
ですから震えないように、肛門を開けば音が出ないというわけ。
そこで、他人にバレないように肛門を開ける姿勢を市川さんに教えていただきます。
- まず椅子に深く腰掛けます。
- 次にお尻を牛に突き出して、胸を張ります。
- あとはおならの逃げ道を作るために、少しだけ間を開けてあげます。
また肛門におならを通すコツも教えてもらいました。
おならが出ようとしている直前に、肛門にグッと力を入れて閉じること!
そうして力を緩めると、ふわっとおならが出て、音が出にくのだそうです。
これが身につけば、おならは音が出なくなるそうですよ!
お腹の張り
ガスが溜まってお腹が張ることってありますよね。
一般的にお腹が張る原因は、
- 空気を飲み込む量が多い
- 腸内で発生するガスが多い
- 腸の運動の低下
などが考えられます。
上の2つの原因は問題ないのですが、最後にあげた腸の運動の低下は気をつける必要があります。
東邦大学医療センター大森病院の医師、瓜田純久さんに伺います。
ある男性の例では、ガスが充満して腸などを圧迫、ひどい痛みと呼吸困難に見舞われることに!
なぜそんなにガスが溜まってしまったのでしょうか。
それは腸の動きが悪くなってしまったから。
すると本来排出されるはずのガスが、便の周りに溜まり、さらにそのガス溜まりが腸の動きを悪くさせるという悪循環になってしまうのです。
腸の動きが悪くなるのには、色々原因があり、悪い場合には大腸がん。
糖尿病やパーキンソン病でも、便秘になる可能性があります。
また飲んでいる薬で便秘になってしまうこともあります。
ガスを取り除く「ゴロゴロ寝体操」
上記のように、ガスがたまるとお腹がはってより腸の動きを悪くさせてしまいます。
そこで、ガスを取り除くトレーニング「ゴロゴロ寝体操」を紹介します。
ガスで苦しむ人たちの8割に効果があるそうですよ。
- 畳やフローリングなど、硬い床の上で10分ほどうつ伏せになります。
お腹全体を圧迫することで、腸が刺激されます。 - 体を左右にゴロゴロと回転させます。往復5回が目安。
できるだけゆっくりと回転しましょう。
普段私たちがしているたったり、座ったりした姿勢は、肛門が体の下にきます。
ガスは軽いので、上に上がりますから、なかなか下にある肛門に向かうことができないのです。
しかし、うつ伏せになれば肛門が上に向きますよね。
その状態で押されれば、ガスが上むきに押されて肛門の方に向かうというわけ。
さらに回転するのも効果的。
なぜならガスは腸の曲がり角や、ひだの部分にたまりやすくなっています。
それを回転させることで、抜けにくかったガスが移動して、排出しやすくなるのです。
可能であれば、逆立ちもいいそうですよ!
朝は腸が動く時間帯の前になりますので、最適です。
寝ている間も動きが活発になるので、寝る前にやるのもいいですね。
お腹が張る時の食事の工夫
お腹が張る時は、炭水化物を食べましょう。
ガスは便と一緒に出たほうがいいそうです。
そのためには、便にそれなりのボリュームが必要で、そのボリュームを出すのが炭水化物になるのです。
オススメは水分量の多い、繊維の多すぎない炭水化物で、ご飯が一番おすすめ。
お芋はちょっと繊維が多すぎて、お芋自体がおならの原因になるかもしないそうです。
おならのにおいを軽減する方法
おならのにおいを強くする食材があり、それは動物性タンパク質と匂いが強くイオウ成分を含んだ食材(たまねぎ、ニンニク、ニラなど)です。
しかしこれらと一緒に食べると、匂いが軽減する食べ物があります。
それはご飯です!
おならは濃度が濃いとにおうので、薄くすればいいことになります。
ご飯は無臭なので、一緒に食べれば元々のにおい物質を薄めてくれるというわけ。
ちなみにおならを我慢しすぎると、口から出てくるという噂がありますが、それはないそうですよ。

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