【NHKあさイチまとめ】シミの悩み・肝斑対策の決定版!最新美容治療や美白化粧品の選び方とは

2019年4月15日(月)放送、NHKあさイチでは「シミの悩み解決SP」として、女性の永遠の悩み「顔のシミ」がテーマです。
レーザー治療や飲み薬、「美白」をうたった化粧品など、世の中にはさまざまなシミ対策がありますが、「どれを選べばよいか分からない」という人も多いのでは。
ひとくちにシミといっても「老人性色素斑」「肝斑」など複数の種類があり、それに合った対策が必要なんです。
まずは、美容皮膚科で行われている最新の治療法を取材。
さらに、ふだんのやり方をちょっと変えるだけでシミを予防できるというスキンケア術や化粧品の選び方、シミを目立たなくするメーク術などをご紹介します。
そして、私たちに身近な栄養素であるビタミンCが、シミの原因となるメラニンをものの見事にに分解する、驚きの映像も公開。
シミの元になるのは、紫外線が原因。 紫外線が増えてくる季節を前に、シミ対策の決定版をお伝えします。
気になるシミが消える!?最新美容治療
美容皮膚科の小柳衣吏子先生と皮膚科医の吉木伸子先生が教えてくださいます。
シミの種類
そばかす
頬骨の高いところに出てきやすい。 遺伝的なもので、出る人と出ない人がいます。早いと10代から出てきます。 とっても再発がしやすいのが特徴。
老人性色素斑
加齢ともに出てくる一般的なシミで、40代ではほとんどの人にあるそうです。
紫外線が主な原因ですが、火傷の痕やニキビの痕、炎症もきっかけになるといわれています。 これにはレーザー治療が効果的。
肝斑
肝斑は、3〜40代の女性の特徴的なシミ。
両ほほに広がる、くすんだような色のシミで、ホルモンバランスの変化なども影響すると言われています。
下まぶたにはできないので、そこから下に出てくるのが特徴。
レーザー治療で悪化することもあるので要注意。
代わりにトラネキサム酸という薬と、ビタミンCとビタミンEを朝晩飲むという治療が必要。
シミの見分け方
シミの見分け方は難しく、経験のある医師でないと難しいそう。
シミの治療は自由診療にあたり、病院によって値段が違うのでお気をつけください。
診察して、シミの種類を見分けてもらうだけなら、3000〜5000円くらい。
レーザー治療でシミを取り除く
レーザー治療は、肌の下にあるメラニン色素を、レーザーで破壊する方法。
範囲がくっきりしているシミに良い方法。
レーザーから目を守るための保護をして、あとは先生がペンのような機器でレーザーを当てて行くだけ。
ゴムを弾くような痛みで、辛くないそう。
シミはすぐ消えるわけではなく、数日経つとかさぶたになり、それが剥がれるとシミも消えます。
しかし、またそこが一時的に色素沈着することもあり(日本人は50%が出る)、完全に綺麗になるには平均3ヶ月かかるそうです。
1回1万円〜数万円がかかります。
IPL(光治療)によるシミ治療
レーザーよりも広い範囲に光を当て、シミを徐々に取り除きます。
冷却ジェルで顔全体を冷やしながら、光を当てていきます。
こちらもチリッとした意味がある程度だそう。
シミが濃いところほど反応して、痛みが出るそうです。
治療直後は肌に赤みがかかった状態になり、1週間ほどでシミがかさぶたになって取れます。
1回だけでは効果が薄く、数回行う必要があります。
こちらの治療も、1回1万円〜数万円がかかります。
またこのIPLはエステサロンでも行われています。
機器が医療機器か、美容機器なのかの違いがあります。
シミを防ぐスキンケア術
頬骨の高いところに、強く力がかかるとそれだけで、その辺りから黒ずんでくるそう。
肌をこすって炎症を起こすと、そこから紫外線が肌の奥に入り込んでしまうから。
顔を見て、色の差がついているようなら、お手入れがちょっと強い部分がある可能性があります。
シミを作らないメイク落としの秘訣
正しいメイク落としのやり方
洗う順番を決めておくこと。
規則性を持って、まずTゾーンから行き、Uゾーンまで大きく動かします。
手を大きく使って、クレンジングは優しくなじませるだけ。そこですぐすすぎに入ります。
顔は球体なので、手をまっすぐ雑巾掛けするみたいに拭いてはいけません。
優しく包むように心がけましょう。
すすぐ時に、手が顔に触れること自体NGなんだそうです。
お湯でこするのではなく、すくったお湯に顔をつける感じです。
落ちにくいアイメイクだけは、先にオイルなどで浮かせておいてから行いましょう。
メイク落としの選び方
肌に一番優しいのは、クリームやジェルタイプ。
それを多めに出して使うことで、摩擦を避けることができます。
リキッドは液体なので、クリームタイプより摩擦が起きやすいです。
シートタイプは肌をこすってしまうので、避けましょう。
泡のタイプは摩擦がなく、肌に良さそうですが、一瞬で泡になるということは、成分に界面活性剤が入っている可能性が高く、これは肌にあまり良くない成分となります。
シミを作らない化粧品・乳液の付け方
化粧品を手で押し込まないこと。(押し込んでも別に効果は変わらない)
顔にのせておくだけで、勝手に浸透していくのだそうです。
まずUゾーンから塗るのがポイント。
何が違う?美白化粧品の選び方
美容ジャーナリストの小田ユイコさんが説明してくださいます。
美白化粧品に含まれる、美白有効成分には20種類近くあり、その違いはメラニン発生を抑えるメカニズムなんだそう。
それぞれに優劣はないのだそうです。
ではどれを選べば良いかというと、どのメカニズムが合うかは、人によってそれぞれ違うので、これ!といった決め手がないんです!
しかし値段の違いがでるのはなぜでしょうか。
例えばプラセンタエキスは、数十年前から流通しており、安い価格帯(500円以下)だと、これが使われていることが多いです。
100円ショップの化粧品にも使われることが多いのがこちら。
一方、高い価格帯のものは、各メーカーが独自に開発した成分だったあり、美白以外に様々な機能(保湿・ハリのアップ・透明感アップなど)が加わっていることが多いです。
自分に合っているかどうかは、1本使い切って確認しましょう。
メラニン色素が薄くなる!ビタミンC驚きのパワー
メラニン色素を研究している、東京工科大学 前田憲寿教授。
褐色化したメラニン色素に、ビタミンCを加えると、その色がグッと少なくなる実験を見せてくださいました。
レモンの絞り汁でも、少し薄くなるのがわかりました。
人のシミにも同様の効果があるのでしょうか?
成人女性のビタミンC必要量は100mg。
しかしこれは病気にならない量であり、飲んでも皮膚には全てがいくわけでないので、シミ予防としてはその10倍くらいの1gを推奨すると、ビタミンC研究が専門の東京都健康長寿医療センター石神昭人博士はおっしゃいます。
ビタミンCには抗酸化作用があります。
メラニンは黒いですが、これは酸化された物質で、この酸化されたメラニンを無色のメラニンに還元する働きが、ビタミンCにはあると言われています。
なお、1mgのビタミンCを取るには、イチゴなら1.6kg、レモンなら約60個、ジャガイモなら約3kgも必要。
ですからサプリや飲料で取るのがいいのですが、ビタミンCは一度に多くとっても、余った分は尿に出てしまいます。
ですから朝・昼・晩と分けてとるのがオススメ。
しかも特に朝にとるのが大事。夜寝ている間に消費して、体内にビタミンCが少なくなっているからです。
また朝にとれば、ビタミンCの効果で朝の紫外線対策にも効果あり。
しかしビタミンCの過剰摂取は、尿路結石の原因になるという報告もありますので、取りすぎには注意しましょう。
※私はiHerbで以下のビタミンCを取っています。
一錠で1g簡単に取れます!タイムリリースといって、体内でゆっくり効きますので、少しずつ分けてとるのと同じような効果があると言われています。
分けてとるのがめんどくさい方にオススメ!
シミを隠すメイク
ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんが教えてくださいます!シミに対しては、まず諦めないことと、やりすぎないことと山本んさんはおっしゃいます。
目の錯覚を利用して、ほどよいカバーメイクをするのがポイント。
また「木を見て森もみる」とのこと。
シミばかりに集中してメイクするのではなく、ときどき顔全体を見ながら進めていきましょう。
メイクの選び方
下地は日焼け止め効果があるものを使います。
ファンデーションは使い慣れているものなら、リキッドでもパウダーでも大丈夫。
(メイク的にはこれOKですが、吉木先生はパウダーファンデの方が、紫外線カットの効果が高いとおっしゃっていました)
これをほおから全体に広げます。
ほおの一番高いところは「肌のキレイの見せ所」。
紫外線が当たりやすいので、厚く塗って大丈夫です。
顔全体に広がったシミをカバーするには、地肌よりも少し暗い色がいいそうです。
ファンデーションを塗っても目立っているシミには、コンシーラー。
色を作ることができるパレットタイプがいいです。
ファンデーション後にすれば、厚塗りが防げます。
色のポイントは、シミの集中している頰の高いところには明るい色を。
一つだけ目立っているようなシミには、ファンデに近い色を。
ベースメイク方法
塗り方は優しく。
赤ちゃんのほっぺを触るくらいの優しいタッチでカバーします。
指では塗りにくい、小さなところは筆やめんぼうを使って。
筆は引くようにして塗るのではなく、上から軽くちょんちょんとのせる感じで。
塗った後、筆で境界線をぼかすようにすると、自然になります。
仕上げは、パウダーで定着させましょう。
ポイントメイク方法
次はポイントメイクで、シミから視線をそらしましょう。
まずはマスカラで目の印象をアップします。
シミよりも、目元に他人の視線を集める作戦です。
その後、リップや眉毛を整えて完成!
なおアイシャドーで色素沈着してしまい、塗るのが怖いという方もいらっしゃいますが、それは間違い。
アイシャドーは色素沈着しません。
塗るときの摩擦で、肌が黒ずんでしまう方が多いのです。
まとめ
紫外線が気になる季節!
シミも気になる40代としては、食い入るように番組を見てしまいました。
今までお肌にいかに悪いことをしてきたか反省しつつ、できることから対策してきたいですね。
紫外線対策をして、とにかく肌を摩擦紙なことが大事です!
みなさん頑張りましょう。