【ガッテン!】 “新原因”発見!衝撃の肩・首のこり改善SPまとめ(2月13日)

2019年2月13日(水)に放送されたNHK『ガッテン!』の“新原因”発見!衝撃の肩・首のこり改善SPをまとめました。
どうにも取れない、しつこい肩こり。
それは肩が原因ではないかもしれません!
新しい肩凝りの理由と、それを改善する簡単な体操をご紹介します。
首こりが肩こりの原因だった!
英語では、肩こり=stiff sholder、首こり=stiff neckといって、区別があります。
しかし日本語にはこの区別がないので、肩こりと首コリの区別がつかない人が多いことがわかりました。
現在では女性の7割、男性の4割が「首のこり」に悩んでいるそう。
一般的に肩こりは、背中にある大きな筋肉・僧帽筋の結構が悪くなることが原因で起こるもので、首こりとは違うもの。
これを肩こりと間違えていると、その痛みはなかなか治りません。
首こりの人は症状として、偏頭痛を伴う頭痛を起こすことも。
また首の上の方の張りや痛み、首の動きが悪いのが特徴。
こういう痛みの場合は、これから紹介する首こり用の対策が効果大かもしれません!
首コリの原因が潜む場所は?
首コリを治す名手の鍼の先生によると、首コリと肩こりでは、鍼を刺す深さが違います。
肩凝りの場合は、だいたい1センチくらいの深さまでですが、首コリの場合は2センチの深さまでさします。
なぜ深さが違うのかというと、肩こりの原因となる僧帽筋は浅いところにあるので、浅めに鍼をさします。
しかし、首コリの原因となるのは後頭下筋群(こうとうかきんぐん)という小さな8個の筋肉で、それが深いところにあるので、こちらは深いところに鍼を刺すことになります。
後頭下筋群は、頭蓋骨と首の関節の安定化をはかり、動きをスムーズにする働きをしたり、頭の微妙な動きを支えています。
また、頭の上の方には小さな神経が走っていて、後頭下筋群が緊張してくると神経を圧迫して、頭痛・吐き気・めまいなどを引き起こします。
首コリの原因
首コリを引き起こす原因は、主に二つあります。
首コリの原因①姿勢
原因の一つは姿勢。
パソコンをずっと見ていると、体がついつい前かがみになって、その状態で画面をみようとすると、首は上向きに。
これは後頭下筋群を圧迫することになり、血流を妨げるので、長時間続くと首コリの原因となります。
では姿勢が良ければいいのかというと、そんなこともなく、バレエのようなぴっとした姿勢を保ち続けるのもNG。
バレエダンサーの方が、首コリで踊れなくなった例が紹介されていました。
首コリの原因②目の使いすぎ
キョロキョロとした動きで目を使いすぎると、後頭下筋群を使うことになります。
なぜかというと、目を使うと微妙に顔が動いてしまうのですが、それをコントロールするのが後頭下筋群なんですね。
スマホなら小さい画面だから大丈夫だろうと思いますが、そんなことはありません。
スマホ画面を見る視線を調べて見ると、かなり激しく目を動かしていることがわかります。
さらにスマホの時は下を向いていますので、その姿勢も後頭下筋群にさらに負担をかけてしまうことになります。
自分でできる首こり改善術
以下の運動を朝昼晩、1日3回、2週間続けてみましょう。
椅子に座った状態でできますが、できれば床に仰向けで寝た状態で行うのがベストです。
寝た状態の方が、後頭下筋群の負担が軽くなり、より効果的になります。
首コリ改善術①イヤイヤ運動
後頭下筋群のコリを緩める運動です。軽い運動で血流をよくしていきます。
【寝て行う場合】
仰向けになり、目をつむり首を左右に動かします。
ては両脇に置いて大丈夫。
角度は45度を越えない小さい範囲で、片側3秒かけます。
【座って行なう場合】
目をつぶって、小さな角度で首を左右にゆっくりふります。
20往復で1セット行います。
首コリ改善術②うなずき運動
こちらも後頭下筋群のコリを緩める運動です。
【寝て行う場合】
タオルなど低めの枕で、仰向けに寝ます。
その状態でアゴをあげるように動かします。
目を瞑って1回3秒くらいのゆっくりしたペースで。
【座って行なう場合】
目をつぶり、少し上を向いてうなずきます。
首の後ろを伸縮させるのを意識しましょう。
20往復で1セット行います。
首コリ改善術③アゴ引き運動
後頭下筋群をストレッチする運動です。
【寝て行う場合】
タオルなど低めの枕で、仰向けに寝ます。
その状態でアゴをさげるように動かします。
目を瞑って1回3秒くらいのゆっくりしたペースで。
【座って行なう場合】
アゴを引いて下を見て、3秒間伸ばしてから緩めます。
3秒のリラックスを10回行います。
呼吸は止めずに行いましょう。