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初詣のお賽銭はお願いするためじゃない!正しい作法と縁起の良い金額とは【豆知識】
年が明けたら、みなさんは初詣に行っていますか?
私はいつも実家で過ごしていますので、0時を過ぎたら実家の家族と一緒に近所の神社にお参りにいきます。
そしてふるまわれる豚汁かお蕎麦をいただくのが毎年の習わしです。
そして翌日は、夫の実家のみなさんと初詣におでかけします。
おみくじをひいたり、出店のたこ焼きを買ったり、ちょっとしたお祭り気分にもなって楽しいですよね。
だけど初詣の本分は神社へのお参りですよね!
そしてお参りの際にはお賽銭を納めるわけですが、どうして納めるかをご存じですか?
新年を迎える前にお賽銭について知っておくと、初詣に行ってお賽銭を入れるときもちょっと気持ちが違ってくるかもしれませんね。
お賽銭の由来~願い事のためではない
お賽銭は昔からお金を納めていたわけではありません。
室町時代の頃には収穫したお米、海や山の幸などが供えられていました。
収穫できたお米は、洗って白紙に包んで“おひねり”としてそなえていました。
今年もお米を無事収穫させてくれてどうもありがとう、と神様に感謝する気持ちの表れだったのですね。。
その後通貨としてお金が普及していくにつれ、お米ではなく、お金をそなえるようになったのです。
つまりお賽銭を納めるのは、「願い事がかないました、ありがとうございます」というお礼と感謝の気持ちを表すものであり、お願い事をするためにおそなえするわけではないのです。
縁起のいいお賽銭の金額とは
お賽銭はいくら納めればいいのでしょうか?高ければ高いほど良さそうな気もしますね。
実際お賽銭の金額というのは決まってはいませんので、いくらお賽銭をおそなえしてもかまいません。
ただし縁起がいいと言われている金額があるのでご紹介します。
- 5円=ご縁
- 5円2枚=重ね重ねご縁
- 5円3枚=十分にご縁
- 5円10枚=五重の縁
- 5円97枚=四方八方からご縁
- 11円=いい縁
- 20円=二重縁
- 25円=二重に縁
- 41円=終始いい縁
- 45円=終始ご縁
- 1万円=万事円満
逆に、お賽銭に使わない方がよいとされている硬貨もあります。
- 10円玉=遠縁と言われ、縁を遠ざける
- 500円玉=これ以上大きな効果(硬貨)がない
このように言われているので、お賽銭には使わないとする人もいるんですよ。
お賽銭を納める時の作法
神社へお参りにいき、お賽銭をおさめるときに、どういった順番で行ったらいいのか知っていますか?
正式に定められたお作法があるのでご紹介します。
神社に到着したら、鳥居の前までいきます。
そして、鳥居の前で一礼します
参道を進んでいきます。真ん中を歩いていくのではなく、端を歩いていきましょう。
手水舎があるので、そこで手と口を洗い清めます。
拝殿の前までいき、鈴を鳴らします。
鈴を鳴らすことで、参拝する人の邪気を払ってくれると言われています
お賽銭を納めて、神様へお礼や感謝の気持ちを伝えましょう。。
お賽銭は放り投げる方も多いですが、それはNGです。
お賽銭は神様へのおそなえものですから、優しく投げ入れるようにしましょう。
拝殿の近くまでいって、さい銭箱にそっと納めてください。
感謝を述べた後にお願い事をしましょう
賽銭についてまとめ
初詣に行くと必ずといっていいほどおさめるお賽銭。
多くの方がお願い事を聞いてもらうために納めるお金と勘違いしているのではないでしょうか。
でも実は神様に対する感謝の気持ちを表すことなんです。
こうやって生きていること自体、神様に感謝するべきことかもしれませんね。
その上でお願いをする…というのが本来のルールのようですよ。
今の生活に不満や足りない部分ってたくさんあると思うんですけど、ここはあえてお子様と一緒に「十分に満ち足りていると思えること、当たり前と思っているけど実はありがたいこと」などを振り返ってみるのはいかがでしょうか。
お賽銭の意味を知って来年からは正しい作法で初詣をしたいですね!