【子どもの歯列矯正】始めてから半年経過。驚きの変化!

小学3年の娘が歯科矯正を始めてから半年が過ぎました。(始めたときのレポートはこちら)
最初の半年間はどんな施術をしたのか、変化はあったのかをレポートします。
最初の半年間でやったこと
拡大床を入れる
拡大床と呼ばれる装置を、下の歯にずっと入れていました。
他には何もしていません。
食事の時は外しますが、それ以外は24時間ずっとです。
寝るときも、お風呂にはいるときも、スイミングに通うときも入れてしました。
もちろん学校にもつけて行きます。
拡大床とは歯の裏側から歯を押す装置です。
顎の骨を広げて、歯が並ぶために必要なスペースを確保することができます。
外すことが可能で、子供一人で簡単に取り外しできました。
ネジで回すと幅を変えることができ、ちょっとずつちょっとずつ幅を広げていくことで、顎を広げていくことができます。
拡大床はとても使いやすい装置
最初の治療でいきなり固定式の装置を使うよりも、負担が少なくて済みました。
これはとても良かったです。
痛みも全くありませんし、装置の扱いもとても楽でした。
日常生活に支障をきたすことはありません。
(気になって勉強に集中できない、など全くなし)
装置をつけていることは、ぱっと見にはわかりません。
大きく口を開けたときに、よく見ると入っているのがわかる程度です。
困ったことその1 汚れやすい
困ったのは、装置に汚れがつきやすいということですね。
食事以外はずっとつけているので、すぐ汚れてきます。
歯医者ではリテーナークリーナーと呼ばれる洗浄剤をもらいました。
1日1回、これを水に溶かして、その中に装置を入れておきます。10分くらいかな。
我が家では夕食の間、入れっぱなしにしていることが多かったです。
歯科からもらったのはこちらの洗浄剤です。
足りない分はAmazonで買いました。
でもこれだけだと汚れが落ちないんですね。
だからクリーナーで洗浄した後、私がブラシで汚れを落としていました。
洗浄を忘れたことがあるんですけど、そうすると口が臭くなってしまうんです。
それはまずいので、ズボラな私もこれだけは頑張りました。(子供は気にしないから、やらない)
また歯も汚れやすいです。
給食を食べた後に、学校で歯磨きしている時間がないので、口をゆすいだだけで装置をつけざるを得ませんでした。
すると汚れが落ちないまま、装置で固定されてしまうので虫歯になりやすいと聞いています。
だからとにかく歯磨きが大変でした。
めんどくさがりの私には、これが一番大変だったかな?
困ったことその2 最初は辛かった
初日は奥歯の方にあたるために嘔吐反射(※)が出てしまい、「オエッ」となる感じがしました。
我が子は嘔吐反射が強いと小さい頃から言われています。
先生もそれをご存知でしたので「いつかは絶対に慣れるから、頑張って!」と励ましてくださいました。
これは長期戦になるかなぁと覚悟を決めましたが、あっさり数回練習した後に平気になりました。
翌日学校につけていくときに「気持ち悪いと思ったら外していいからね」と言ってやりましたが、無事一日中装置をつけていたそうです。
また不器用な我が子は、最初に自分でつけるときに金具に舌を挟んでしまい、相当痛い思いをしました。
それでもうやめる!とならなくて、良かったです。
困ったことその3 管理がちょっとだけ大変
取り外しできるのは利点でもありますが、逆に取り外した装置を管理する必要がうまれます。
外している間は、歯科でもらった装置入れ(リテーナーケース)に入れています。
この装置入れの持ち運びをついつい忘れちゃうんですよねー。
最初は学校に行くときにも持っていってたのですが、めんどくさいのでやめました。
そして学校用に別途入れ物を用意して、お道具箱の中に入れっぱなしにしておきました。
これならいちいちケースを持ち運ぶ必要がありません。
学校はこれで良かったのですが、家から外食に出るときについつい持ち運びを忘れてしまいましたね。
レストランで、さあ食べようっていうときに「あーーーー!」と思い出す。
その時は仕方ないので、ティッシュに包みます。
先生にこの時注意が必要だと言われたのが
「装置を包んだことを忘れて、ティッシュを捨ててしまう」
ことです。実際に起こりやすい事故だそうですよ。
我が家では、外食の際には帰りに忘れ物をチェックする際、拡大床とその入れ物も忘れていないか必ずチェックしていました。
どんな変化があったか?
見た目には何も変わりませんでした。
拡大床は8mmくらい広がっているので、下の顎の幅もそれくらい広がっているはずです。
でも、それは全く見た目にはわかりません。
違うところで驚きの変化がありました。
嘔吐反射がなくなったのです。
嘔吐反射は生まれつきのもので、治らないと聞いていたのでびっくりしました。
この反射のせいで、奥歯がちっとも磨けなかったのです。
奥歯の内側に歯ブラシを入れると反射が起きて「オエッ」とくるので、仕上げ磨きもやらせてもらえません。
数ヶ月に一度行っている歯科検診でも、歯磨きが下手だと毎回怒られています。
「嘔吐反射さえなくなれば、どんなに楽になるだろう」とずっとずっと思っていました。
それがすっかりなくなってしまったので、ふと気づくと毎日の歯磨きがとても楽になっていました!
これは本当に助かっています。
先日も歯医者さんに「奥歯が綺麗に磨けてますね」と言われました。そんなの初めて!
奥歯の虫歯を防ぐ処置に「シーラント」がありますが、処置中に嘔吐反射があるので、やりたいのにできなかったのです。
これも次回の検診で可能なのではないか?と目論んでいます。
次にやる治療は何?
拡大床で顎を広げた後は、いよいよ「ブラケット」という装置をつけていくことになります。
ワイヤーをつける、いわゆる一般的な矯正のイメージの装置です。
拡大床をつけていた半年間のうち、最後の1ヶ月間はワイヤー設置の前準備として、奥歯にワイヤーを引っかけるための金具をつけていました。
つけた日には違和感があったようですが、その後すぐに慣れました。
親の私は新たな金属部品が奥歯について、歯磨きがよりめんどくさくなりました。
次回は前歯にブラケットをつけて半年経ったレポートをしたいと思います。