2019年5月29日(水)のNHKごごナマは、食物繊維たっぷりのおから活用術の特集です。
美味しいおからレシピにご期待ください!
現代人の食生活で不足しがちなのが、食物繊維。
それを補う食品が「おから」です。
最近ではおからを乾燥させて作った「おからパウダー」も人気を集めています。
おからパウダーは、先日もNHKあさイチで紹介されたため、スーパーなどで品薄になるほどの人気ぶり。
和食の達人・斉藤辰夫さんが、そんなおからの活用術を大公開!
定番の「うの花」から、うの花を使って作る「おから親子焼き飯」、さらに「おから入り白玉だんご」まで。
おから料理のレパートリーが一気に広がります。
おからが体にいい理由
おからはビタミンB1やビタミンKなどの栄養が豊富。
何といっても不溶性食物繊維が入っているのが素晴らしいところ。
不溶性食物繊維は、腸内環境を整えますし、食前に食べれば血糖値の上昇を防ぎます。
またタンパク質もたくさん含まれているので、筋肉をつけるのにも必要です。
ダイエットにも運動をする人にもうってつけ。
食物繊維の目標値と摂取量には差があり、どの年代も摂取量がかなり少ない結果になっています。
おからを食事のメニューの中に一品入れて、ぜひ食物繊維を取りましょう。
おからパウダーでも栄養価は変わりません。(若干カロリーが上がる)
斉藤流うの花レシピ
材料(つくりやすい分量)
おから 200g
鶏ひき肉 150g
にんじん 1/4本(50g)
生しいたけ 4枚(60g)
細ねぎ 3本
ごま油 大さじ1
塩 適量
<A>
だし 500ml
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2
うす口しょうゆ 大さじ3
塩 小さじ1/5
作り方
- にんじんは太めのせん切りに、しいたけは石づきを除いて薄切りにする。
しいたけは90%が水分なので、熱すると縮むことから、やや集めでも大丈夫。 - ねぎは小口切りにする。
- フライパンにごま油を熱し弱めの中火でひき肉を炒める。肉の色が変わったら1を加える。
香ばしさが出るので、ゴマ油を使用します。 - 全体に火が通ったら、おからを加えて1分間ほど炒める。
ポイント:おからを炒めることで味がしみ込みやすくなり、香ばしさもでる。
この時、つぶすように混ぜれば、水気が出ないのでおすすめ。 - 4に<A>を加え、汁けがなくなるまで14~15分間煮る。
見た目を白っぽく仕上げたいので、薄口しょうゆを使いますが、普通の醤油でも。 - 5を強火にして、2~3分間混ぜながら汁けをとばす。
ポイント:汁気がなくなるまで煮ると、おからがしっとりと仕上がり、日持ちする - 6に2を加えて軽く混ぜ、バットにあけて冷ます。
ポイント:一度冷ますことで味がなじむ
時間を置くと、味が染み込んで濃くなります。
ですので、作りたての時点の味は薄く感じても、味付けは変えないようにしましょう。
市販のものより滑らかで美味しいと大絶賛。
うの花アレンジ「おから親子焼きめし」レシピ
大量につくったうの花は焼きめしにしてアレンジ。
うの花に入っている鶏ひき肉と、卵で「親子」です。
材料(2人分)
うの花(上記参照) 200g
ご飯(炊きたて、もしくは冷やご飯を温めたもの) 400g
卵 1コ
グリーンアスパラガス 3本
(アスパラガスは季節の野菜に変えてもいいです。絹さやは春キャベツを刻んだものなど)
塩、こしょう、青のり 各適量
サラダ油 適量
つくり方
- ご飯に溶き卵を混ぜておく。
ポイント:
冷たいご飯だとフライパンの温度が下がってしまうので、炊きたて、もしくは冷ご飯を温めたものを使う
卵を先に混ぜることで、ご飯を卵がコーティングしてくれてパラパラになる - フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、1のご飯を2~3分間炒める。全体に火が通り、少しパラパラになったら、塩、こしょうで味をつける。
ポイント:うの花に味が付いているので、塩、こしょうは少なめでOK - アスパラガスは、堅い部分の皮をピーラーでむき、1cm長さのぶつ切りにする。熱湯で30秒程度ゆで、ザルにあげる。
ポイント:ゆですぎに注意 - 2にうの花、3のアスパラガスを加えて手早く炒めながら仕上げる。
おからパウダーの活用方法
おからパウダーは、生のおからを乾燥させてパウダー状にしたものです。
長く保存ができ、少量でも使えるのがメリット。
使い方としては、小麦粉や片栗粉の代わりに使ったり、調味料として使うのがおすすめ。
おからパウダーの鳥のつみれ
とりひき肉で、鳥のつみれを作る際に、片栗粉の代わりにつなぎとしておからパウダーを使います。
ボリューム感もあり、食べ応えもあります。
つみれにかけた大根おろしにもおからパウダーを入れて、水分を吸わせています。
冷凍しておくことができ、照り焼きにしたりお味噌汁に入れても美味しいです。
おからパウダーの鶏のおろし煮
鶏を切ったものに、おからパウダーをまぶしてあげたもの。
おからパウダーを小麦粉の代わりに使います。
その後煮汁でさっと煮ます。
冷めても美味しいし、栄養価も高いです。
おからパウダーの味噌だれ
お手持ちの味噌に、おからパウダーとお酒、砂糖、みりん、卵黄で味つけて、短時間5-6分)寝るだけ。
水分を吸い込んで、美味しい味噌だれが出来ます。
焼き鳥屋牛肉や野菜につけても美味しいですし、ホイコーローを作っても美味しいです!
おからパウダーの白玉だんご
おからパウダーと豆腐を合わせることで、しっとり&モチモチ感が持続します。
材料(4人分)
おからパウダー 10g
白玉粉 60g
絹ごし豆腐 120g
ゆであずき 適量
黒みつ 適量
つくり方
- ボウルに白玉粉、絹ごし豆腐、おからパウダーを入れ、揉みこむようにして耳たぶ程度の堅さにする。
普通、水を使用するところを、絹ごし豆腐で代用します。 - 1の生地を1コ、12g程度に取って丸め、少し中央をくぼませる。
ポイント:中央をくぼませると、均一に火が通る - 鍋に熱湯を用意し、2のだんごを入れて、だんごが浮いてきたら、軽く混ぜ、3~4分間ゆでる。冷水にとって冷やし、水けをきる。
- 器に3の白玉だんご、ゆであずきを盛り付け、黒みつをかける。
おからを使った野菜たっぷりのおかず
視聴者の方からのリクエストです。
まずはうの花を作ってください。そしてそれを使って、野菜炒めを作ります。
まず油を引いてからうの花を炒め、それに野菜を加えていきます。
すると、うの花が野菜の水分を吸うので、べちゃっとならない野菜炒めができます。
パウダーの場合は、最後に塩胡椒をかけるようにかけると、水分を吸ってくれます。
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