【この差って何】簡単セルフチェックで老眼や認知症をイチ早く発見!(6月18日)

2019年6月18日(火)放送の「この差って何ですか?!」では、簡単セルフチェックで、様々な病気に気づく方法をご紹介。
これまで番組ではさまざまな病気のセルフチェック法を紹介してきたが、今回は隠れ軽度認知症や隠れ睡眠呼吸障害、老眼の症状を自宅で簡単にチェックする方法に迫ります。
中でも注目なのが、加齢と共に症状が現れる“老眼”。
40歳を過ぎると、近くの細かい文字が読みづらい、ピントが合いづらいといった悩みを抱える人がチラホラ。
今回はなんと、その老眼を改善させる驚きの視力回復法を紹介します。
これまで巷では「眼球」や「眼球の筋肉」を鍛えて視力を回復させる方法が数多く紹介されてきましたが、今回の最大のポイントは、眼球ではなく「脳」を鍛えるということ。
しかも、だれでも持っているあるモノを使って簡単に視力が回復するというから驚き!
老眼だけでなく、近視にも効果的だというその改善方法とは!?
症状が悪化する前に、セルフチェックで自分の健康状態をチェックしましょう。
老眼のセルフチェック
老眼のセルフチェックは以下の通り。
- 目の前に人差し指を置く
- 指紋を見ながら、指を徐々に目から離していきます。
- 指紋にピントがあったところでストップ
- 目と指の距離が30cm以上ある人は老眼。
この距離が長ければ長いほど、老眼の度合いが強いということになります。
世界的に証明された老眼の回復方法とは!
カリフォルニア大学の研究で、32人を対象に1週間視力回復法を実践したところ、なんと全員の視力が回復したのです!
老眼に限らず、近視にも効果があるそうですよ。
その名も「ガボールパッチ」。
ぼやけた縞模様のような、特殊な図形を見続けるだけで、視力が回復するのだそうです。
この特殊な図形と、同じ効果があるのが千円札の中央部にあるすかし。
このすかし部分を見続ければOKとのこと。
千円札で視力回復する方法
やり方は以下の通り。
- 上に向けて、すかしがはっきり見えるようにする
- ゆっくり下に降ろしていき、すかしが見えるか見えないかギリギリのところで止める
- そのまま10秒間見続けたら、再び見えやすい高さに戻す
- 朝晩にそれぞれ10回ずつ行う
ガボールパッチで視力回復する理由
なぜこれで視力が回復するのでしょうか。
そもそも視力というのは、目だけでなく脳も使って、物を見ています。
脳は、カメラでいう手ぶれ補正の機能が備わっており、無意識にぼやけた画像を鮮明に補正する作業をしています。
ガボールパッチは、目自体を良くするのではなくて、情報処理をする脳を鍛えて視力を回復させようという方法なのです。
浅田美代子さんが視力回復に挑戦
浅田美代子さんが、こちらの視力回復法を2週間チャレンジしました。
すると、老眼視力が0.1ほどアップしたのです!
他の一般女性6人でも、平均0.2ほどアップする結果に。
隠れ睡眠呼吸障害のセルフチェック
最近増えているのは、一見普通に寝ているように見えても、睡眠時の呼吸が浅くなるケースだそうです。
その原因は、首の前の筋肉の硬直です。
スマホやパソコンのやりすぎで、首の前の筋肉を全く動かさない状態が続くと、血流が滞ることに。
すると筋肉が栄養不足になって、凝り固まってしまうのです。
人は主に、首の前の筋肉で肋骨を広げたり戻したりして、呼吸をしています。
しかしこの筋肉が凝り固まると、肋骨を広げにくくなり、呼吸がしにくくなってしまうのです。
それをカバーするために背中や、お腹周りの筋肉などを使って息を吸おうとするので、いくら寝ても疲れが取れないということになります。
この隠れ睡眠呼吸障害になっている人は、なんと4人に1人だとか!
このまま放っておくと、酸素不足で心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの病気に発展する可能性も。
首回しテスト
これは「首が左右と上にどれくらい回るか」をチェックする検査方法。
左右の角度でいうと、大体60度くらい向けるようになるのが正常。
目安としては、首を左右に回した時に、「あご」が「鎖骨の真上」までくれば、60度ほど回っていることになるので正常!
上の方は大体90度くらい。
「顔」が「天井・真上」を向けている状態だと、ほぼ正常。
左右と上を向く筋肉は、全て連動しているので、どれか1つでも正常でなければ隠れ呼吸障害に要注意です。
隠れ呼吸障害の改善方法 首がまんストレッチ①
首が左右、上を向くのを抑える、我慢させるストレッチです。
やり方は以下の通り。
- 右手を出して、右手の頬っぺたを持つ。
- 1の状態で、グーっと右の方に向く際に、右に向かせないように、しっかり「右の手」で、しっかり抑えて我慢する!
- この状態を大体、10秒くらいキープ。
こうすると、いま我慢した方向と逆の方の首が回りやすくなります。
隠れ呼吸障害の改善方法 首がまんストレッチ②
- 頭の後ろで手を組んで、首の真ん中あたりで、当てて、この状態で「顎」を突き出して、
「手」を潰すように上を向いていく。 - 天井を向くような感じで、この状態を大体10秒ぐらいキープ。
1日1回1セットを、1ヵ月ぐらい続けると、「首の回りの筋肉」の凝りが改善されてきます。
この「首がまんストレッチ」をすることで、「首の前の筋肉」を意図的に緩ませることができるので、血行がよくなり、コリがほぐれます。
隠れ認知症とは?
一度、認知症になると、残念ながら、回復することは非常に難しくなります。
しかも、近年では、40代から50代で認知症になってしまう「若年性認知症」の患者も急増しています。
認知症になる前段階の「軽度認知障害」で止めることが一番大事。
その段階で、きちんと対処をしていれば、その後認知症に進行することを抑えることができると言われています。
軽度認知障害とは
それでは、「軽度認知障害」とは、日常生活でどのようなものなのでしょうか。
簡単にいうと「いつも当たり前にできていたことが、急にできなくなること」。
例えば、「トイレの水を流し忘れたり」、「電気を消し忘れたり」と、普段できていたことを、頻繁にし忘れ始めたら要注意です!
自分では、気付きにくいので身の回りにいる人が、気づいてあげることが重要です。
隠れ認知症のセルフチェック方法
自宅で簡単にできる「隠れ認知症」のセルフチェック法は「スマヌ法」といいます。
チェックをしたい人の背中に、大きくカタカナの「ス」、「マ」、「ヌ」を書いてみます。
書かれた人は、どの文字が書かれたかを答えます。
それを6回やって、6回中3回以上間違えてしまったら、「軽度認知障害」の可能性があるといえるでしょう。
実は、これは実際に高齢者のドライバーの認知機能障害に対して、検査の対象となっている方法なんです。
なぜ隠れ認知症のセルフチェック法で判定できる?
なぜ、この「スマヌ法」で、軽度認知障害が分かるのでしょうか?
軽度認知障害は、視覚、聴覚、触覚というのが、最初に衰えていきます。
その中でも「視覚」、つまり「見る」のは、気づきやすいもの。
例えば、「最近、ぼやけてるなー」とか。
そして、「聴覚」、つまり「聞こえ」も気づきやすい。
しかし、「触覚」は、衰えても、あまり自覚症状がないのです。
例えば、「めちゃくちゃ熱い湯呑み」を持っているおばあちゃん。
「火傷するのでは?」と思った事はあるのではないでしょうか。
実は、それも「触覚」が衰えている一因といえます。
そして、体の中でも皮膚が厚く、鈍感な背中で行うことで、脳が正確に認識できているかをチェックできるんですね。
認知症の予防方法
それでは、「認知症」にならないようにする予防法はあるのでしょうか?
オススメの予防方法は「1人じゃんけん」。
これは、名前の通り、1人で「じゃんけん」をするのです。
まずは、「右手で勝つ」を10回、そして次に、「左手で勝つ」を10回行ないます。
これを1日に、左右1セットずつ行うことで、「認知症の予防」に繋がるのです。
実は、この「1人じゃんけん」は出来流ようになることが目的ではなありません。
「手」と「目」と「脳」を、同時に動かすことで、「触覚」をつかさどる「頭頂葉」が刺激されるため、出来なくても、十分効果があるんですよ。