2019年12月9日(月)放送 NHKのEテレ「趣味どきっ!スロトレ」の第2回まとめです。
体を動かす筋肉の衰えを、年齢のせいにして、あきらめていませんか?
そこでご紹介するのが、ゆっくり動かすだけのシンプルなエクササイズ「スロトレ」。
特別な器具を使わず、運動が苦手な人でも取り組める簡単なメニュー。
しかも週2回、1日10分でOK!
「スロトレ」のルールはたった2つ。
1つ目は、4秒かけてゆっくり動かす。
2つ目は、動きを止めないこと。
今からでも決して遅くはありません。
体力や年齢にあわせて無理のないトレーニングを始めましょう。
テキストはこちら!
講師は、比嘉一雄さん。
東大大学院で筋肉の動きの研究をされている、パーソナルトレーナー。
教わるのは、松本明子さん(50代代表)、井戸田潤さん(40代代表)、大島麻衣さん(30代代表)です。
第一回目のテーマは「階段の上りもラクラク!太もも」です。
前ももの筋力チェック
今回トレーニングするのは太もも。
太もも前側の筋肉は、歩く・立ち上がるなど、下半身の運動に大きく関わる筋肉です。
太ももの筋肉が衰えると、最終的には歩けなくなってしまうことも・・・。
ですからしっかり太ももを鍛えましょう。
最近、階段を上るのがキツい、と感じることはありませんか?
太ももの前側の筋肉を鍛えると、階段を上るのも楽になりますよ!
立ち上がりテストで筋肉量をチェック
トレーニングの前に、まずは前ももの筋肉量をチェックです。
まず20cm、30cm、40cmの高さの台を用意します。
その椅子に座った状態から、片足で立ち上がれるかを確認しましょう。
反動をつけたり手をつけたりせずに、立ち上がることができたら成功。
低い台から順に行っていきます。
判定基準は失敗した台の高さになります。
30−50歳代の判定基準は以下の通り。
- ちょっと心配!・・・40cm
- 気をつけて!・・・30cm
- キープして!・・・20cm
全て立ち上がれた人は、かなりの筋力の持ち主です。
このような台は家庭にはないかもしれませんので、身近なもので代用しましょう。
一般的な食卓用の椅子は高さが40cmくらいです。
太ももトレーニング① スロースクワット
ではトレーニングです。
まずは太ももを鍛える、スロースクワット。
これは第1回ですでに紹介済みですが、再度掲載します。
やり方は以下の通り。
- 肩幅より少し広めに足を開き、腕を胸の前で組みましょう。
- そしてしゃがむ動作に4秒間かけます。
- すぐに立ち上がる動作に切り替えて、4秒間かけて立ち上がります。
- そして休まずにしゃがみ始めます。(動きを止めないこと)
- 背筋を伸ばしたまま、お尻を突き出すようにしゃがむのがポイント。
- 膝が内側に入ったり、膝がつま先よりも前に出ないようにしましょう。
痛みを感じたり辛かったら、無理せずやめて大丈夫です。
回数の目安は、30、40代は10回、50代は6回。
あくまで目安なので、自身の体力や体調に合わせて行いましょう。
体力に不安がある場合のスロースクワット
体力に不安のある人は、イスの補助をつけてみましょう。
やり方は基本のスロースクワットと変わりませんが、背もたれ付きの椅子を前に置きます。
そして椅子の背もたれに軽く手を添えて行います。
強く持ちすぎたり、体重を前にかけすぎて椅子を倒さないよう注意しましょう。
太ももトレーニング② 前後スクワット
続いては、「前後スクワット」。
やり方は以下の通り。
- つま先を正面に向けて、足を前後に開いて立ちます。
あまり大きいと体がぶれてやりづらいので、程よい位置を見つけましょう。
手の位置はどこでもいいです。 - 背筋がまっすぐのまま、4秒かけて真下に下ろします。
- そして4秒かけて立ち上がります。
- もちろん動きは止めないで行います。
- 膝がつま先よりも前に出たり、前かがみにならないよう気をつけましょう。
回数の目安は、30、40代は10回、50代は6回。
足を入れ替えて両足行います。
あくまで目安なので、自身の体力や体調に合わせて行いましょう。
体力に不安がある場合の前後スクワット
体力に不安のある人は、イスの補助をつけてみましょう。
やり方は基本の前後スクワットと変わりませんが、背もたれ付きの椅子を真横に置きます。
そして椅子の背もたれに軽く手を添えて行います。
強く持ちすぎたり、体重を前にかけすぎて椅子を倒さないよう注意しましょう。
太ももトレーニング③ フラミンゴスクワット
太ももトレーニングの3つ目はエキセントリック・トレーニング(略してエキトレ)となります。
エキトレとは、スロトレの効果をさらに高めるためのトレーニングで、少し負荷が高いですが、スロトレと一緒に行うと相乗効果がアップするトレーニングのこと。
紹介するのは「フラミンゴスクワット」。
やり方は以下の通り。
- 椅子を用意して座り、両手は胸の前で組んで、両足で立ち上がります。
- 片足を少しだけ前に上げ、軸足のみでなるべくゆっくり腰を下げ、座ります。
この時急にドスンと座らず、ブレーキをかけながらおりましょう。
背もたれには体重を預けないようにしてください。
回数の目安は、30、40代は5回、50代は2回。
足を入れ替えて両足行います。
エキトレがきついかたは無理して行わず、スロトレをまずはしっかり行ってください!
スロトレ前後にはストレッチを!
なおスロトレ前後には、必ずケガ予防のストレッチを行ってください。
筋肉をしっかり伸ばして、体をケアしましょう。
前もものストレッチ
- 立ち上がり、片方の足の膝を曲げて、体の後ろ側で足の甲を持ち、太ももの筋肉を伸ばしましょう。
- ふらつくかたは、椅子などに捕まって行ってください。
いい筋肉を作るための食事ルール
多くのプロアスリートの指導をしてきた、管理栄養士の石川未知さんが教えてくださいます。
毎食タンパク質食品で筋肉を修復!
筋トレの後、傷ついた筋繊維が修復されることで、筋肉は強く太くなります。
この時に大切なのが、「十分な休養」と「確実な栄養補給」です。
中でも筋肉を作るタンパク質は必要不可欠。
一食でも欠けると、良い筋肉を作るチャンスを逃してしまいます。
毎食必ずタンパク質食品をとるようにしましょう。
筋肉を育てる「1:1:2」メニュー「クリームシチュー」
鶏肉や豆類、牛乳など様々なタンパク質。
そこに野菜やキノコなどたっぷりと加えることで、ミネラルとビタミンも十分。
一皿で「1:1:2」のバランスが整っているメニューです。
鶏肉は消化も良く、乳製品も取れるので、筋肉に必要なアミノ酸をしっかり取れるのがポイント。
放送内容は以上です。
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